現役女子大生 白石マーサが斬る!

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【映画感想】グレイテストショーマンが嫌いだった人とは友達になれる気がする。

 

非常に気持ち悪い。

自惚れの強い映画。そして実に現代的な映画

 

 

↓↓↓以下、ネタバレなしの感想です↓↓↓

 

この物語は、一見難しいテーマ、多様なキャラクターを描いた様に見せている。

しかし、そのどれもが薄い。ドラマパートも典型的過ぎてとにかく薄い。

一見多様なキャラクターも、物語展開の為に用意されたキャラクターにすぎない。

 

所詮は、〈ユニーク〉な人々を認めて“あげる”のだ。そして認めて“あげる”のは白人の男である。その“寛容な”人間の為のツールとして“ユニーク”が利用されている。この物語は、バーナムという男が〈ユニーク〉=マイノリティをサーカスに出させて、ショービジネスで成功するという話しだが、ここで私が言いたい「利用されている」というのは何も、ショーのパフォーマーとして利用されているという事ではない。

そういえば、この気持ち悪さや違和感は、義務教育過程で行われる〈ボランティア〉活動を見ている時のソレと似ている。内申書に書くために、つまり自分の評価のために、自分の手柄のために〈誰かの為〉に活動する、あの中身の伴っていない気持ち悪さだ。

 

This is me のナンバーのシーンが一番感動的なのは、〈ユニーク〉が自ら立ち上がるからだ。立ち上がらせて“もらう”のではない。立ち上がる環境を与えて“もらう”わけでもない。しかし、この作品はそこを掘り下げることにもならない。最終的に彼らは、団長に擦り寄るのだ。そして、指揮者は彼らを率いて“あげる”わけである。

 

また、小難しい芸術を否定し、みんなが笑顔ならそれでいいじゃん、という大衆主義。アンチ・インテリ。デモクラシー。これもまさに現代である。

トランプが大統領になったのも、デモクラシーの結果であるし、差別や平等に関する議論がどれも気持ち悪いことになるのもまさに現代である。

 

この気持ち悪さについてメタ的に批判眼を持って描いているのなら、スタンディングオベーション物の傑作であろうが、無意識にこういうことになっているなら、この映画をこれだけの人々が手放しに賞賛しているのなら、非常に危険である。許せない。頭にくる。

 

ただ、バーン!とヒュー・ジャックマンにセンターで歌って踊られると全て持っていかれそうになるので、オマケでスコア3点追加といったところ。

 

 

次回、細かく考察していきます。

 

 

 

 

 

 

 

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